CMSとは?誰でも分かる基礎知識
まず、「CMS」という言葉から説明します。
CMSの定義
CMS(Content Management System / コンテンツ管理システム)とは、専門的な知識がなくても、ホームページの作成・更新・管理ができるシステムのことです。
CMSがない時代のホームページ制作
昔は、ホームページを作るには以下のようなスキルが必須でした。
- HTML:ページの構造を作る言語
- CSS:デザインを整える言語
- FTPソフト:作ったファイルをサーバーにアップロードするツール
- サーバー知識:ホームページを公開するための環境設定
つまり、プログラマーやWebデザイナーでないと、ホームページが作れなかったのです。
CMSの登場で何が変わったか
CMSを使えば、まるでWordで文書を作るような感覚で、ホームページを作成・更新できます。
CMS以前(従来の方法)
- HTMLやCSSを手書きで記述
- 1ページ更新するのに30分〜1時間
- 画像の挿入も複雑な手順が必要
- デザイン変更は全ページ修正が必要
CMS導入後(現在)
- 管理画面から文字を入力するだけ
- 1ページ更新が5〜10分で完了
- 画像もドラッグ&ドロップで簡単挿入
- デザイン変更は一箇所の設定だけでOK
分かりやすい例え
CMSは、「料理キット」のようなものです。
- CMSなし:材料の調達から、調理器具の選定、レシピ作成まで全て自分でやる
- CMSあり:必要な材料とレシピがセットになっていて、手順通りに作るだけで美味しい料理が完成
つまり、複雑な作業を簡単にしてくれる便利なツールがCMSなのです。
WordPressとは何か?
WordPressは、世界で最も人気のあるCMSです。どれくらい人気かというと…
WordPressの圧倒的シェア
- 世界中のWebサイトの43.3%がWordPressで作られています(2024年データ)
- CMS市場ではシェア60.7%で圧倒的1位
- 日本では82.9%のCMSサイトがWordPressを使用
- 有名企業やメディアも多数採用(例:ソニー、クックパッド、TechCrunchなど)
WordPressの特徴
1. 無料で使える(オープンソース)
WordPress本体は完全無料です。誰でもダウンロードして使えます。費用がかかるのは、サーバー代とドメイン代のみです。
2. プラグインが豊富
「プラグイン」とは、機能を追加するための拡張ツールです。例えば、
- お問い合わせフォームを追加
- SEO対策を強化
- ECサイト(ネットショップ)機能を追加
- セキュリティを強化
など、60,000個以上のプラグインが無料・有料で提供されています。
3. テーマ(デザインテンプレート)が豊富
「テーマ」を変えるだけで、サイトのデザインを一瞬で変更できます。無料テーマだけでも10,000種類以上あり、コーポレートサイト、ブログ、ECサイトなど、目的に合わせて選べます。
4. 情報が豊富で学びやすい
利用者が多いため、日本語の解説記事や動画が豊富です。困ったときにGoogleで検索すれば、ほとんどの問題は解決策が見つかります。
5. スマホ対応が簡単
最近のWordPressテーマのほとんどは、レスポンシブデザイン対応(PC・スマホ・タブレットで自動的に最適表示)です。
WordPressのメリット・デメリット
WordPressは便利ですが、万能ではありません。メリットとデメリットを正直に解説します。
メリット
- 無料で始められる:本体は完全無料。サーバー代(月500円〜)だけでOK
- 初心者でも使いやすい:直感的な管理画面で、文字入力や画像挿入が簡単
- 拡張性が高い:プラグインで機能を自由に追加できる
- SEOに強い:GoogleのSEO責任者もWordPressを推奨するほど、検索エンジンに強い構造
- デザインの自由度が高い:テーマやカスタマイズで、自分好みのデザインに
- 複数人で管理しやすい:ユーザー権限を設定して、複数人で更新作業を分担できる
- 情報が豊富:分からないことは検索すればすぐ解決
デメリット
- セキュリティリスク:人気があるため、ハッカーの標的になりやすい。定期的な更新とセキュリティ対策が必要
- 初期設定が少し難しい:サーバー契約、ドメイン取得、WordPressインストールなど、最初の設定に戸惑うことも
- プラグインの相性問題:プラグイン同士が干渉して、不具合が起きることがある
- 表示速度の問題:プラグインを入れすぎたり、最適化しないと、サイトの表示速度が遅くなる
- 定期的なメンテナンスが必要:WordPress本体、テーマ、プラグインの更新作業が定期的に必要
WordPressはこんな人におすすめ
- ブログや記事を定期的に更新したい
- 自分で簡単にコンテンツを追加・編集したい
- SEO対策を重視したい
- 将来的に機能を拡張したい(ECサイト化、会員制サイト化など)
- 運用コストを抑えたい(制作会社に毎回依頼しなくても更新できる)
WordPress以外の主要CMS比較
WordPress以外にも、優れたCMSがあります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
Shopify(ショッピファイ)
特徴:ECサイト(ネットショップ)に特化したCMS
メリット:
- ネットショップ開設が簡単(最短30分で開店可能)
- 決済機能、在庫管理、配送設定などが標準搭載
- デザインテンプレートが豊富でオシャレ
- 世界中で使われており、越境ECにも対応
デメリット:
- 月額料金がかかる(ベーシックプラン$25〜)
- 販売手数料がかかる(日本では3.25%〜)
- ブログ機能は弱い(商品販売以外のコンテンツには不向き)
おすすめ度: (ECサイトなら★5)
Wix(ウィックス)
特徴:ドラッグ&ドロップで直感的に作れるホームページビルダー
メリット:
- プログラミング知識ゼロでも、マウス操作だけでサイト作成可能
- 900種類以上の美しいテンプレート
- ドメイン・サーバー・SSL証明書が込みで簡単
- 無料プランあり(広告表示あり)
デメリット:
- 一度テンプレートを選ぶと、後から変更できない
- SEOがWordPressに比べて弱い
- データの移行が難しい(他のCMSへの引っ越しがほぼ不可能)
- 月額料金が必要(有料プランは月900円〜)
おすすめ度:
Jimdo(ジンドゥー)
特徴:日本でも人気の簡単ホームページビルダー
メリット:
- 日本語サポートが充実(KDDIが運営)
- AI機能で自動的にサイトを生成してくれる
- 操作が非常に簡単で、初心者向け
- 無料プランあり
デメリット:
- 自由度が低い(Wixほどカスタマイズできない)
- 無料プランは機能制限が厳しい
- 本格的なビジネスサイトには不向き
おすすめ度:
Drupal(ドルーパル)
特徴:大規模サイト・高セキュリティ向けの高機能CMS
メリット:
- 大量のページ・データを扱える(数万ページでも安定)
- セキュリティが非常に強固(政府機関や大企業が採用)
- カスタマイズ性が極めて高い
デメリット:
- 初心者には難しい(プログラミング知識が必要)
- 日本語情報が少ない
- プラグインがWordPressより少ない
おすすめ度: (上級者向け)
Squarespace(スクエアスペース)
特徴:デザイン性に優れた海外発のサイトビルダー
メリット:
- 洗練されたデザインテンプレート
- クリエイター・ポートフォリオサイトに最適
- ブログ・ECサイト機能も充実
デメリット:
- 日本語サポートが弱い
- 月額料金が必要($12〜)
- 決済手数料が高め(3%)
おすすめ度:
主要CMS一覧比較表
| CMS名 | 料金 | 難易度 | 拡張性 | SEO | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| WordPress | 無料(サーバー代のみ) | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ブログ、企業サイト、メディアサイト |
| Shopify | 月$25〜 | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ECサイト専用 |
| Wix | 月900円〜 | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | 個人サイト、小規模ビジネス |
| Jimdo | 月965円〜 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | 超初心者、小規模サイト |
| Drupal | 無料(サーバー代のみ) | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | 大規模サイト、政府・企業サイト |
初心者のためのCMS選び7つのポイント
「結局、どのCMSを選べばいいの?」という疑問にお答えします。以下の7つのポイントを基準に選びましょう。
1 目的を明確にする
まず、「何のためにホームページを作るのか」を明確にしましょう。
- ブログや記事を書きたい → WordPress
- 商品を販売したい(ECサイト) → Shopify または WordPress + WooCommerce
- 会社の情報を掲載するだけ(更新頻度低い) → Wix、Jimdo、WordPress
- ポートフォリオ(作品集)を作りたい → Squarespace または WordPress
2 予算を決める
初期費用と月額費用を考慮しましょう。
| CMS | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| WordPress | 0円〜3万円 | 500円〜2,000円(サーバー・ドメイン代) |
| Shopify | 0円 | 約3,400円($25)〜 |
| Wix | 0円 | 900円〜2,500円 |
| Jimdo | 0円 | 965円〜5,190円 |
注意:WordPressは本体無料ですが、サーバー・ドメイン代が別途必要です。
3 更新のしやすさ
自分で更新することが多い場合、操作が簡単なCMSを選びましょう。
更新しやすさランキング:
- Wix、Jimdo(ドラッグ&ドロップで直感的)
- WordPress(管理画面から文字入力するだけ)
- Shopify(商品登録は簡単だが、ページ編集はやや複雑)
4 SEO(検索エンジン対策)の重要度
「Googleで検索されたい」「集客したい」なら、SEOに強いCMSを選びましょう。
SEO強さランキング:
- WordPress(SEOプラグインで細かく設定可能)
- Shopify、Drupal(標準でSEO対策済み)
- Wix、Jimdo(基本的なSEO設定は可能だが、WordPressには劣る)
5 カスタマイズの必要性
「オリジナルデザインにしたい」「独自機能を追加したい」なら、拡張性の高いCMSを選びましょう。
カスタマイズ性ランキング:
- WordPress、Drupal(プラグインやコード編集で無限に拡張可能)
- Shopify(アプリで機能追加可能)
- Wix、Jimdo(テンプレート内でのカスタマイズに限定)
6 サポート・情報量
初心者は、日本語のサポートや情報が豊富なCMSを選ぶと安心です。
日本語情報の豊富さランキング:
- WordPress(ブログ記事、YouTube動画が圧倒的に多い)
- Jimdo(日本語公式サポートあり)
- Wix(日本語サポートあり)
- Shopify(日本語情報は増えてきている)
- Drupal、Squarespace(英語情報がメイン)
7 将来の拡張性
「最初は小さく始めて、将来的に大きくしたい」という場合、スケールできるCMSを選びましょう。
- WordPress:ブログから始めて、ECサイト化、会員制サイト化など自由に拡張可能
- Wix、Jimdo:小規模サイトには最適だが、大規模化は難しい
- Shopify:ECサイトとしては拡張性が高い
目的別おすすめCMS
ここまでの内容を踏まえ、目的別に最適なCMSをズバリおすすめします。
ブログ・メディアサイトを作りたい
おすすめ:WordPress
理由:
- 記事の投稿・管理がしやすい
- カテゴリ・タグ機能が充実
- SEOプラグインで検索上位を狙いやすい
- Google AdSenseなどの広告も簡単に設置可能
ネットショップを開きたい
おすすめ:Shopify または WordPress + WooCommerce
理由:
- Shopify:決済、在庫管理、配送設定が全て揃っている。開設が簡単
- WordPress + WooCommerce:カスタマイズ性が高く、ブログも同時に運営できる
会社のホームページを作りたい
おすすめ:WordPress または Wix
理由:
- WordPress:本格的なコーポレートサイトに最適。将来的な拡張も可能
- Wix:小規模企業で、低予算・短期間で作りたい場合に最適
ポートフォリオ(作品集)を作りたい
おすすめ:Squarespace または WordPress
理由:
- Squarespace:デザイン性が高く、写真家・デザイナー向けテンプレートが豊富
- WordPress:ポートフォリオ専用テーマもあり、自由度が高い
とにかく簡単に、すぐ作りたい
おすすめ:Jimdo(AI機能) または Wix
理由:
- Jimdo:AIが質問に答えるだけで自動生成。最短10分でサイト完成
- Wix:ドラッグ&ドロップで直感的に作れる
無料で始めたい(お試し)
おすすめ:Wix(無料プラン) または Jimdo(無料プラン)
理由:
- 広告が表示されるが、完全無料で使える
- 気に入ったら有料プランにアップグレード可能
注意:独自ドメインは使えません(例:yoursite.wixsite.com/xxx のようなURLになる)
結論:初心者に最もおすすめなのは?
WordPress
理由:
- 無料で始められて、ランニングコストが安い(月500円〜)
- 情報が豊富で、困ったときに解決しやすい
- 将来的な拡張性が高い(ECサイト化、会員制サイト化など)
- SEOに強く、集客に有利
- 世界中で使われており、安心感がある
ただし、「とにかく簡単に、今すぐ作りたい」なら、WixやJimdoも選択肢です。
WordPressを始めるための準備
「よし、WordPressを使おう!」と決めた方へ。WordPress開設の流れを簡単に説明します。
Step 1 レンタルサーバーを契約する
WordPressを動かすためのサーバー(ホームページを置く場所)を借ります。
おすすめレンタルサーバー:
- エックスサーバー:国内シェアNo.1、高速・安定、月990円〜
- ConoHa WING:初心者向け、WordPressかんたんセットアップ機能あり、月687円〜
- ロリポップ:低価格、月220円〜(ただし表示速度はやや遅い)
初心者におすすめ:ConoHa WING(セットアップが超簡単)
Step 2 ドメインを取得する
ドメイン = サイトの住所(例:example.com)です。レンタルサーバー契約時に一緒に取得できます。
費用:年間1,000円〜2,000円程度
お得情報:エックスサーバーやConoHa WINGでは、長期契約でドメイン永久無料のキャンペーンがあります。
Step 3 WordPressをインストールする
最近のレンタルサーバーには、「WordPress簡単インストール」機能があります。ボタン1つで自動インストールできるので、初心者でも安心です。
所要時間:約10分
Step 4 テーマを選ぶ
WordPress管理画面から、好みのテーマ(デザイン)を選びます。
おすすめ無料テーマ:
- Cocoon(コクーン):日本製、SEOに強い、初心者向け機能が豊富
- Lightning(ライトニング):シンプルで使いやすい、企業サイト向け
- Astra:軽量・高速、カスタマイズしやすい
Step 5 プラグインを導入する
必要最低限のプラグインを導入します。
最初に入れるべきプラグイン:
- Contact Form 7:お問い合わせフォーム作成
- Yoast SEO:SEO対策
- BackWPup:自動バックアップ
- SiteGuard WP Plugin:セキュリティ強化
注意:プラグインを入れすぎると、サイトが重くなります。必要最小限に抑えましょう。
Step 6 記事・ページを作成する
WordPressの管理画面から、記事やページを作成します。文字を入力して、画像をアップロードするだけでOKです。
WordPress開設にかかる費用まとめ
| 項目 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| WordPress本体 | 無料 | ダウンロード・利用は完全無料 |
| レンタルサーバー | 月500〜1,500円 | 必須。ConoHa WINGなら月687円〜 |
| ドメイン | 年間1,000〜2,000円 | キャンペーンで永久無料の場合も |
| テーマ(有料の場合) | 1〜2万円 | 無料テーマでも十分。有料は高機能 |
| プラグイン(有料の場合) | 0〜数千円/年 | 無料プラグインで大抵は対応可能 |
| 合計(月額) | 約500〜2,000円 | 無料テーマ・無料プラグインの場合 |
よくある質問(FAQ)
WordPressは無料ですか?有料ですか?
WordPress本体は完全無料です。ただし、サーバーとドメインの費用(月500円〜)が別途必要です。
WordPressとWordPress.comの違いは?
WordPress.org(本家WordPress)とWordPress.com(ホスティングサービス)があります。
- WordPress.org:ソフトウェアを自分のサーバーにインストール。自由度が高い
- WordPress.com:ブログサービス(はてなブログのようなもの)。無料プランあり、拡張性は低い
一般的に「WordPress」と言えば、WordPress.orgのことを指します。
プログラミング知識がなくても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。記事の投稿や画像の挿入は、Wordのような感覚でできます。ただし、細かいデザインカスタマイズをしたい場合は、HTML/CSSの知識があると便利です。
WordPressは本当にSEOに強いですか?
はい、強いです。GoogleのSEO責任者も「WordPressはSEOの80〜90%に対応している」と公言しています。ただし、SEOプラグインの導入や、質の高いコンテンツ作成は必要です。
セキュリティは大丈夫ですか?
定期的な更新と対策をすれば安全です。WordPressは人気があるため、ハッカーの標的になりやすいのは事実です。しかし、以下の対策で安全性を高められます。
- WordPress本体、テーマ、プラグインを常に最新版に更新
- セキュリティプラグイン(SiteGuard WP Pluginなど)を導入
- 強固なパスワードを設定
- 定期的にバックアップを取る
サポートはありますか?
公式サポートはありませんが、ユーザーコミュニティが非常に活発で、Google検索やYouTubeで解決策がほぼ見つかります。また、レンタルサーバー会社によっては、WordPressサポートを提供しているところもあります。
途中で他のCMSに移行できますか?
WordPressからの移行は比較的簡単です。エクスポート機能があるため、記事データを他のCMSに移すことも可能です。逆に、WixやJimdoからWordPressへの移行は手間がかかります。
まとめ
この記事では、CMSとWordPressの基礎知識、他CMSとの比較、CMS選びのポイントを解説しました。
本記事のポイント
- CMSとは:専門知識なしでホームページを作れる便利なシステム
- WordPressとは:世界シェアNo.1の無料CMS。拡張性・SEOに優れる
- 他のCMS:Shopify(ECサイト向け)、Wix/Jimdo(簡単・初心者向け)など、目的に応じて選択
- CMS選びのポイント:目的、予算、更新頻度、SEO重要度、拡張性、サポートを考慮
- 初心者におすすめ:WordPressが最もバランスが良く、将来性もある
さあ、始めましょう!
CMSを選んだら、あとは実際に手を動かしてみることが大切です。特にWordPressは、無料で試せるので、まずはサーバーを契約して触ってみましょう。
次のステップ:
- レンタルサーバーを契約する(ConoHa WINGやエックスサーバー)
- WordPressをインストールする
- 無料テーマ「Cocoon」を導入する
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