ホームページを制作したいけれど、「自社にWeb制作の専門知識がない」「社内リソースが足りない」という理由で、外注を検討されている企業は多いのではないでしょうか。実際、ホームページ制作の外注には多くのメリットがあり、適切な外注先を選べば、プロフェッショナルなサイトを効率的に構築できます。
しかし、外注先の選択肢は多く、制作会社、フリーランス、クラウドソーシングなど、それぞれに特徴があります。また、費用相場も制作するサイトの種類によって大きく異なるため、「どこに頼めばいいのかわからない」「適正価格がわからない」という声もよく聞かれます。
本記事では、ホームページ制作外注の基礎知識から、外注先の選び方、費用相場、よくあるトラブルと対策まで、大分県の企業様が安心して外注できるよう、実践的な情報を網羅的に解説します。
ホームページ制作を外注するメリット・デメリット
外注のメリット
- プロフェッショナルな品質:デザイン、コーディング、SEO対策など、専門知識を持ったプロが制作
- 時間の節約:社内で一から学習する必要がなく、本業に集中できる
- 最新技術の活用:トレンドのデザインや技術を取り入れたサイトが作れる
- 公開後のサポート:保守・運用サポートを受けられる場合が多い
- 客観的な視点:第三者の視点でユーザビリティやマーケティング戦略を提案
外注のデメリット
- コストがかかる:自社制作と比べると費用が発生する
- コミュニケーションコスト:要件定義や修正依頼などのやり取りに時間がかかる
- 社内にノウハウが蓄積されない:全て外注すると、自社でサイトを理解する人材が育たない
- 外注先選びの難しさ:多数の選択肢から最適な外注先を見つけるのが困難
これらのメリット・デメリットを理解した上で、自社の状況に合わせて外注を検討しましょう。
ホームページ制作外注先の3種類
ホームページ制作の外注先は、大きく分けて制作会社、フリーランス、クラウドソーシングの3種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
1. 制作会社
Web制作を専門とする企業です。デザイナー、コーダー、ディレクター、マーケターなど、複数の専門家がチームで対応します。
制作会社の特徴
- メリット:
- チーム体制なので、総合的な提案力が高い
- 大規模なサイトや複雑な機能にも対応可能
- 法人として契約できるので安心感がある
- 制作後のサポート体制が充実
- デメリット:
- 費用が最も高い(50万円〜数百万円)
- 小規模案件は断られる場合がある
- 意思決定に時間がかかる場合がある
- こんな企業におすすめ:予算に余裕がある、大規模サイト、長期的なサポートが必要
2. フリーランス
個人でWeb制作を請け負うプロフェッショナルです。デザイナー、コーダー、フルスタックエンジニアなど、スキルセットは様々です。
フリーランスの特徴
- メリット:
- 制作会社より費用が安い(10万円〜100万円)
- 小回りが利き、スピーディーな対応
- 直接コミュニケーションできるので意思疎通がスムーズ
- 柔軟な対応が可能
- デメリット:
- スキルや信頼性にばらつきがある
- 一人で対応するので、病気や事故時のリスク
- 大規模案件は難しい場合がある
- 契約や法的トラブル時の対応が不安
- こんな企業におすすめ:中小規模サイト、予算を抑えたい、スピード重視
3. クラウドソーシング
クラウドワークスやランサーズなどのプラットフォームで、案件を公募して制作者を募る方法です。
クラウドソーシングの特徴
- メリット:
- 最も費用が安い(5万円〜50万円)
- 多数の提案から選べる
- プラットフォームが仲介するので一定の安心感
- 全国の制作者から選べる
- デメリット:
- 品質のばらつきが大きい
- 提案の選定に時間と労力がかかる
- コミュニケーションが取りづらい場合がある
- 途中で連絡が取れなくなるリスク
- こんな企業におすすめ:極力予算を抑えたい、自社で要件定義ができる、小規模サイト
外注先の比較表
3つの外注先を比較すると、以下のようになります:
| 項目 | 制作会社 | フリーランス | クラウドソーシング |
|---|---|---|---|
| 費用相場 | 50万円〜数百万円 | 10万円〜100万円 | 5万円〜50万円 |
| 品質 | 高い | 中〜高 | 低〜高(ばらつき大) |
| 対応スピード | 普通 | 早い | 案件による |
| サポート体制 | 充実 | 個人により異なる | 限定的 |
| 大規模案件対応 | 可能 | 困難 | 困難 |
| 信頼性 | 高い | 中 | 低〜中 |
| 柔軟性 | 低〜中 | 高い | 中 |
この表を参考に、自社の予算、制作したいサイトの規模、求める品質やサポートを考慮して、最適な外注先を選びましょう。
サイトタイプ別の費用相場
ホームページ制作の費用は、サイトの種類や規模によって大きく異なります。以下、代表的なサイトタイプ別の費用相場をご紹介します。
1. 企業サイト(コーポレートサイト)
会社の概要、事業内容、お問い合わせフォームなどを掲載する、企業の「顔」となるサイトです。
- 簡易版(5〜10ページ):20万円〜50万円
- 標準版(10〜20ページ):50万円〜100万円
- 大規模版(20ページ以上):100万円〜300万円
2. ランディングページ(LP)
商品やサービスの販売・申し込みに特化した、1ページ完結型のサイトです。
- シンプル版:10万円〜30万円
- 標準版:30万円〜60万円
- 高品質版:60万円〜150万円
詳しくは「 ランディングページ制作費用の相場」をご覧ください。
3. ECサイト(ネットショップ)
商品を販売するためのオンラインストアです。
- 小規模(〜50商品):50万円〜100万円
- 中規模(50〜500商品):100万円〜300万円
- 大規模(500商品以上):300万円〜1,000万円以上
4. オウンドメディア・ブログサイト
コンテンツマーケティングのための記事投稿サイトです。
- WordPress構築:30万円〜80万円
- カスタムCMS構築:100万円〜300万円
5. 採用サイト
求職者向けに、企業の魅力や採用情報を発信するサイトです。
- 簡易版:30万円〜60万円
- 充実版:60万円〜150万円
6. 多言語サイト
日本語に加えて英語や中国語など、複数言語に対応したサイトです。
- 基本料金 + 言語数 × 30〜50%が目安
- 例:基本100万円のサイトを3言語対応 → 160万円〜200万円
費用に含まれる項目
一般的に、制作費用には以下が含まれます:
- ヒアリング・企画
- デザイン制作(トップページ、下層ページ)
- コーディング(HTML/CSS/JavaScript)
- CMS実装(WordPress等)
- お問い合わせフォーム設置
- 基本的なSEO対策
- スマホ対応(レスポンシブデザイン)
- 納品・公開作業
追加費用が発生する項目
以下は別途費用がかかる場合が多いので、見積もり時に確認しましょう:
- 独自ドメイン取得・管理費:年間1,000円〜5,000円
- サーバー契約・管理費:月額1,000円〜10,000円
- 写真撮影・動画制作:5万円〜50万円
- コピーライティング:文字単価5円〜50円
- 保守・運用サポート:月額1万円〜10万円
- SEOコンサルティング:月額5万円〜50万円
大分県内でホームページ制作を外注する場合、地元の制作会社は地域特性を理解しているため、地域密着型のSEO対策やローカルマーケティングに強みがあります。
外注先の選び方【7つのポイント】
外注先を選ぶ際は、以下の7つのポイントをチェックしましょう。
ポイント1:制作実績をチェック
過去の制作実績(ポートフォリオ)を必ず確認しましょう。
- 同業種の実績:自社と同じ業種のサイト制作経験があるか
- デザインの質:自社のイメージに合うデザインができるか
- 機能実装:必要な機能(予約システム、会員機能など)の実績があるか
- 納期・予算感:類似案件の納期や予算感を確認
実績ページだけでなく、実際に制作したサイトを訪問して、動作やユーザビリティも確認しましょう。
ポイント2:得意分野・専門性
制作会社やフリーランスには、それぞれ得意分野があります。
- デザイン重視:ブランディング、ビジュアル表現が得意
- マーケティング重視:SEO、コンバージョン最適化が得意
- 技術重視:高度なシステム開発、カスタマイズが得意
- 業界特化型:飲食、医療、不動産など特定業界に強い
自社のニーズと合致する専門性を持つ外注先を選びましょう。
ポイント3:コミュニケーション
制作期間中、何度もやり取りが発生するため、コミュニケーションの取りやすさは重要です。
- 問い合わせへの返信スピード
- 説明のわかりやすさ
- 提案力・ヒアリング力
- 対応の丁寧さ
初回相談時の印象を大切にしましょう。対応が遅い、説明が不明瞭な場合は要注意です。
ポイント4:サポート体制
サイト公開後のサポートも重要なポイントです。
- 保守・運用サポート:定期的な更新、セキュリティ対策
- トラブル対応:サイトに問題が発生した時の対応体制
- 更新作業:自社で更新が難しい場合のサポート
- 運用アドバイス:アクセス解析、改善提案
サポート内容、対応時間、費用を事前に明確にしておきましょう。
ポイント5:見積もりの明確さ
見積書は詳細まで記載されているかチェックしましょう。
- 作業内容の明細(デザイン、コーディング、機能実装など)
- ページ数、修正回数
- 納期
- 支払い条件
- 追加費用が発生する条件
「一式○○円」のような曖昧な見積もりは避け、詳細な内訳を求めましょう。
ポイント6:契約内容
契約書には以下の項目が明記されているか確認しましょう。
- 業務範囲
- 納期
- 費用と支払い条件
- 修正回数・範囲
- 著作権・所有権
- キャンセル時の規定
- 損害賠償の範囲
特に著作権は重要です。納品後、自社でサイトを自由に修正できるか、他社に移管できるかを確認しましょう。
ポイント7:地域性
大分県内でビジネスを展開している場合、地元の制作会社を選ぶメリットがあります。
- 対面でのミーティングが可能
- 地域特性を理解したマーケティング提案
- 地域SEO対策(「大分 ○○」などのキーワード)に強い
- 緊急時にすぐ対応してもらえる
「 余日のホームページ制作サービス」では、大分県内の企業様向けに、地域特性を活かしたWeb制作を提供しています。
よくあるトラブルと対策
ホームページ制作の外注でよく発生するトラブルと、その対策をご紹介します。
トラブル1:納期遅延
原因:
- 要件定義が曖昧
- 修正依頼が多すぎる
- 外注先のスケジュール管理不足
対策:
- 契約前に詳細な要件定義を行う
- 修正回数を契約に明記する
- 定期的な進捗報告を求める
- 納期遅延時のペナルティを契約に含める
トラブル2:イメージと違う
原因:
- デザインの方向性が共有できていない
- 参考サイトを提示していない
- 抽象的な指示(「おしゃれに」「かっこよく」)
対策:
- 参考サイトを複数提示する
- デザインコンセプトを文書化する
- デザイン案の段階で複数回確認
- ワイヤーフレーム(設計図)を先に確認
トラブル3:追加費用の請求
原因:
- 見積もりの範囲が不明確
- 途中で仕様変更が発生
- 修正回数が超過
対策:
- 見積もり時に含まれる範囲を明確化
- 追加費用が発生する条件を契約書に明記
- 仕様変更時は事前に見積もりを取る
トラブル4:連絡が取れなくなる
原因:
- 信頼性の低い外注先を選んだ
- 個人フリーランスの病気・事故
対策:
- 事前に実績・評判を確認
- 契約書を必ず交わす
- 支払いは成果物納品後、または分割払いにする
- クラウドソーシングの場合、プラットフォームの保証制度を利用
トラブル5:公開後のトラブル
原因:
- サーバー・ドメインの管理が不明確
- サイトの修正方法がわからない
- セキュリティ対策が不十分
対策:
- サーバー・ドメインの管理権限を自社で持つ
- WordPress等のCMS管理方法の研修を受ける
- 保守契約を結ぶ
- 定期的なバックアップ体制を構築
外注前にやるべき準備
スムーズに外注を進めるため、以下の準備をしておきましょう。
1. サイトの目的を明確にする
- 集客を増やす
- 採用を強化する
- ブランドイメージを向上させる
- オンライン販売を始める
2. ターゲットユーザーを定義
- 年齢層、性別
- 職業、所得層
- 興味関心、悩み
- 地域(大分県内、全国、海外など)
3. 必要な機能をリストアップ
- お問い合わせフォーム
- 予約システム
- 会員機能
- ブログ機能
- 多言語対応
4. 予算と納期を決める
- 制作費用の予算上限
- 月額運用費用の予算
- 希望納期(余裕を持って設定)
5. 参考サイトを集める
- デザインの参考
- 機能の参考
- コンテンツ構成の参考
6. コンテンツ素材を準備
- 会社案内、事業内容の文章
- 写真・画像素材
- ロゴデータ
これらを整理したRFP(提案依頼書)を作成すると、外注先から的確な見積もりと提案が得られます。
外注先との上手な付き合い方
制作をスムーズに進めるためのコツをご紹介します。
1. 定期的なミーティングを設定
週1回、または重要なフェーズごとに進捗確認のミーティングを行いましょう。
2. 窓口担当者を一本化
社内の複数の人間が直接指示を出すと、混乱を招きます。窓口担当者を決めましょう。
3. フィードバックは具体的に
「もっとおしゃれに」ではなく、「参考サイトAのような色使いで」と具体的に伝えましょう。
4. 早めの確認・承認
デザイン案や修正案の確認依頼は、なるべく早く対応しましょう。確認遅れは納期遅延につながります。
5. 信頼関係を構築
一度良い関係を築けた外注先とは、長期的なパートナーシップを結ぶことで、自社のビジネスへの理解が深まり、より良い提案が得られます。
「 ホームページ制作の流れ」では、発注から公開までの詳細なプロセスを解説しています。
まとめ:最適な外注先を見つけよう
本記事では、ホームページ制作の外注について、以下のポイントを解説しました:
- 外注先の種類:制作会社、フリーランス、クラウドソーシングの特徴
- 費用相場:サイトタイプ別の費用目安
- 選び方:実績、専門性、コミュニケーション、サポート体制などをチェック
- トラブル対策:よくあるトラブルと事前対策
- 準備と付き合い方:スムーズに進めるためのコツ
- Web制作会社・クラウドソーシングサービス
クラウドワークス・ランサーズ・ココナラなどのプラットフォームに掲載されるWeb制作の一般的な料金相場・多言語対応の追加費用相場を参照
https://crowdworks.jp/
https://www.lancers.jp/
https://coconala.com/ - 経済産業省・独立行政法人情報処理推進機構
「情報サービス産業白書」(Web制作・システム開発の費用相場・工数に関する業界標準データ)
https://www.meti.go.jp/statistics/ - Web制作会社検索・比較サービス
Web幹事・アイミツなどの比較サービスに掲載される制作会社・フリーランスの一般的な料金相場を参照
https://web-kanji.com/
https://imitsu.jp/
参考文献・データソース
本記事で紹介した外注の費用相場・見積もり情報は、业界の一般的な情報に基づいています(2024-2025年):
最適な外注先を選ぶためには、自社のニーズと予算を明確にし、複数の外注先を比較検討することが重要です。安さだけで選ぶのではなく、実績、専門性、コミュニケーションの取りやすさなど、総合的に判断しましょう。
大分県内の企業様で、ホームページ制作の外注を検討されている方は、地域特性を理解した地元の制作会社に相談することをおすすめします。対面でのコミュニケーションや、地域SEO対策など、地元ならではのメリットが得られます。
参考リンク・関連記事
クラウドソーシングプラットフォーム
制作会社検索サイト
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