内部SEO対策は、自社で完全にコントロールできるSEO施策です。外部SEO(被リンク獲得)と違い、今すぐ実践できるため、SEO対策の第一歩として最適です。
本記事では、今すぐ実践できる内部SEO対策30項目をチェックリスト形式で解説します。このリストに沿って対策を進めることで、検索順位の向上が期待できます。
内部SEO対策とは?
内部SEO対策とは、Webサイトの内部(コンテンツ、HTML、構造など)を最適化することで、検索エンジンに正しく評価してもらう施策です。
内部SEO対策のメリット
- 即効性がある:対策後、数日〜数週間で効果が出ることも
- 自社で完結:外部の協力が不要で、すぐに取り組める
- コストが低い:主に時間と労力だけで実施可能
- 長期的な効果:一度対策すれば、継続的に効果を発揮
チェックリストの使い方
以下のチェックリストは、重要度の高い順に並んでいます。上から順に実施することで、効率的にSEO効果を高められます。
各項目の横に☐(チェックボックス)を用意していますので、実施したら✅をつけて進めてください。
【基本編】HTMLタグの最適化(10項目)
1. ☐ タイトルタグを最適化する
重要度:★★★★★
タイトルタグ(<title>)は、検索結果に表示される最も重要な要素です。
チェックポイント
- ✅ 文字数は30文字前後(PC: 32文字、スマホ: 41文字まで表示)
- ✅ 対策キーワードを前半に配置
- ✅ ページごとにユニークなタイトルを設定
- ✅ クリックしたくなる魅力的な表現(数字、具体性を含む)
❌ 悪い例:「SEO対策|Web制作|広告運用|余日」(キーワードの羅列)
✅ 良い例:「SEO対策完全ガイド|検索上位を獲得する戦略と実践方法」
2. ☐ メタディスクリプションを設定する
重要度:★★★★☆
メタディスクリプション(<meta name="description">)は、検索結果のタイトル下に表示される説明文です。直接的なランキング要因ではありませんが、CTR(クリック率)に影響します。
チェックポイント
- ✅ 文字数は120文字前後(PC: 約120文字、スマホ: 約70文字まで表示)
- ✅ ページの内容を簡潔に要約
- ✅ 対策キーワードを自然に含める
- ✅ 行動を促す表現(「今すぐチェック」「詳しくはこちら」)
3. ☐ H1タグを適切に設定する
重要度:★★★★★
H1タグは、ページのメインテーマを示す最も重要な見出しです。
チェックポイント
- ✅ H1タグは1ページに1つだけ
- ✅ 対策キーワードを含める
- ✅ タイトルタグと内容を揃える(完全一致でなくてもOK)
- ✅ ユーザーにわかりやすい表現
4. ☐ H2〜H6タグで階層構造を作る
重要度:★★★★☆
見出しタグを適切に使い、コンテンツの構造を明確にします。
チェックポイント
- ✅ H1 → H2 → H3 の順に階層的に使用(H1の次にいきなりH3は避ける)
- ✅ H2には対策キーワードや関連キーワードを含める
- ✅ 見出しだけを読んで、ページの内容が理解できる
例:
<h1>SEO対策完全ガイド</h1>
<h2>SEO対策とは?</h2>
<h3>内部SEO</h3>
<h3>外部SEO</h3>
<h2>キーワード戦略の立て方</h2>
<h3>ステップ1:キーワード調査</h3>
5. ☐ 画像のalt属性を設定する
重要度:★★★★☆
alt属性(代替テキスト)は、画像の内容を説明するテキストです。画像検索のSEOにも効果があります。
チェックポイント
- ✅ すべての画像にalt属性を設定
- ✅ 画像の内容を具体的に説明(「画像1」「写真」は避ける)
- ✅ 対策キーワードを自然に含める(詰め込みは避ける)
- ✅ 装飾画像(デザイン要素のみ)は
alt=""で空にする
❌ 悪い例:<img src="photo.jpg" alt="画像">
✅ 良い例:<img src="seo-strategy.jpg" alt="SEO対策の全体像を示した図">
6. ☐ URLを最適化する
重要度:★★★☆☆
わかりやすく、短いURLは、ユーザーと検索エンジンの両方にとって好ましいです。
チェックポイント
- ✅ 短くシンプルなURL構造
- ✅ 対策キーワードを含める(英語表記)
- ✅ ハイフン(-)で単語を区切る(アンダースコア(_)は避ける)
- ✅ 日本語URLは避ける(エンコードされて長くなる)
❌ 悪い例:https://example.com/page?id=12345
✅ 良い例:https://example.com/seo-complete-guide
7. ☐ canonicalタグで重複コンテンツを回避する
重要度:★★★☆☆
同じ内容のページが複数存在すると、Googleが「どれを評価すべきか」迷い、順位が下がることがあります。<link rel="canonical">タグで、正規のURLを指定します。
チェックポイント
- ✅ パラメータ付きURL(例:
?page=2)がある場合、正規URLを指定 - ✅ HTTP版とHTTPS版が両方存在する場合、HTTPS版を正規URLに
- ✅
www.example.comとexample.comが両方存在する場合、どちらかに統一
例:
<link rel="canonical" href="https://example.com/seo-complete-guide">
8. ☐ パンくずリストを設置する
重要度:★★★☆☆
パンくずリスト(ブレッドクラム)は、サイト内の現在位置を示すナビゲーションです。ユーザビリティとSEOの両方に効果があります。
チェックポイント
- ✅ すべてのページに設置
- ✅ 構造化データ(JSON-LD)でマークアップ
- ✅ クリック可能なリンクにする
例:
トップ > ブログ > SEO > SEO対策完全ガイド
9. ☐ 内部リンクを最適化する
重要度:★★★★☆
内部リンクは、サイト内のページ同士をつなぐリンクです。適切に設置することで、クローラビリティとリンクジュース(評価)の分配が改善されます。
チェックポイント
- ✅ 関連性の高いページ同士をリンク
- ✅ アンカーテキストはリンク先の内容がわかる具体的な文言(「こちら」は避ける)
- ✅ 1ページに3〜5個程度の内部リンク(過剰なリンクは避ける)
- ✅ 重要なページには複数のページからリンクを集める
❌ 悪い例:「詳細はこちらをご覧ください」
✅ 良い例:「詳細は「SEO対策完全ガイド」をご覧ください」
10. ☐ 外部リンクに適切な属性を付ける
重要度:★★☆☆☆
外部サイトへのリンクには、適切な属性を付けることで、SEO効果を最大化します。
チェックポイント
- ✅ 信頼できる外部サイトへは通常のリンク(属性なし)
- ✅ 広告・スポンサーリンクは
rel="sponsored" - ✅ UGC(ユーザー生成コンテンツ)のリンクは
rel="ugc" - ✅ リンクジュースを渡したくない場合は
rel="nofollow" - ✅ 外部サイトを新しいタブで開く場合は
target="_blank" rel="noopener noreferrer"
【コンテンツ編】質の高いコンテンツ作成(10項目)
11. ☐ ユーザーの検索意図に応える
重要度:★★★★★
Googleは、検索意図(Search Intent)に最も応えているページを上位表示します。
チェックポイント
- ✅ 対策キーワードで実際に検索し、上位10サイトの内容を分析
- ✅ 上位サイトが答えている内容を網羅
- ✅ さらに独自の情報・視点を加える
- ✅ ユーザーが「知りたいこと」「悩み」を解決できる内容
詳しくは「SEO対策の基本 - 初心者が知っておくべき5つのポイント」で解説しています。
12. ☐ オリジナルコンテンツを作る
重要度:★★★★★
他サイトのコピーや、ありきたりな内容では上位表示されません。独自の価値を提供しましょう。
チェックポイント
- ✅ 自社の実体験・事例を含める(E-E-A-Tの「Experience」)
- ✅ 独自の調査データ・統計
- ✅ オリジナルの図解・画像
- ✅ 他サイトにはない切り口・視点
13. ☐ 適切な文字数を確保する
重要度:★★★☆☆
「SEOに最適な文字数」という明確な答えはありませんが、検索上位のページは平均5,000〜7,000文字です(Backlinko調査)。
チェックポイント
- ✅ 競合上位サイトの文字数を確認
- ✅ 検索意図に応えるために必要な情報量を提供
- ✅ 文字数を増やすことが目的ではなく、質を重視
14. ☐ 読みやすさを向上させる
重要度:★★★★☆
いくら良い内容でも、読みにくければユーザーは離脱します。
チェックポイント
- ✅ 2〜3行ごとに改行
- ✅ 箇条書き・番号リストを活用
- ✅ 画像・図解を適度に挿入(テキストだけは避ける)
- ✅ 表(table)でデータを整理
- ✅ 太字(
<strong>)で重要部分を強調 - ✅ 文字サイズは16px以上(特にスマホ)
15. ☐ 専門用語をわかりやすく説明する
重要度:★★★☆☆
専門用語を使う場合は、初心者にもわかるように説明します。
チェックポイント
- ✅ 専門用語の後に()で簡単な説明を追加
- ✅ 具体例を示す
- ✅ 図解・イラストで視覚的に説明
例:「SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)」
16. ☐ 最新情報を定期的に更新する
重要度:★★★★☆
Googleは最新性(Freshness)を重視します。特にニュース性の高いトピックやトレンドは、更新が重要です。
チェックポイント
- ✅ 古くなった情報を定期的に見直し
- ✅ 公開日・更新日を明記
- ✅ 統計データ・事例は最新のものに更新
- ✅ 記事のリライト後、Google Search Consoleで再インデックスをリクエスト
17. ☐ 引用・参考文献を明記する
重要度:★★★☆☆
信頼性を高めるため、公式データや信頼できる情報源を引用します。
チェックポイント
- ✅ 統計データは出典を明記
- ✅ 引用元へのリンクを設置
- ✅ 政府機関、大学、業界団体など信頼性の高い情報源を優先
18. ☐ 著者情報を明記する
重要度:★★★☆☆
E-E-A-Tの観点から、誰が書いたかを明示することが重要です。
チェックポイント
- ✅ 著者名・プロフィールを記載
- ✅ 著者の専門性・経歴を示す
- ✅ 可能であれば顔写真も掲載
19. ☐ コンテンツの網羅性を高める
重要度:★★★★☆
1つのキーワードに対して、関連する情報を網羅的に提供します。
チェックポイント
- ✅ 「誰が」「何を」「なぜ」「いつ」「どこで」「どのように」を網羅
- ✅ よくある質問(FAQ)を追加
- ✅ 関連キーワード・共起語を自然に含める
20. ☐ 動画・音声コンテンツも活用する
重要度:★★☆☆☆
テキストだけでなく、動画や音声も活用することで、滞在時間が延び、ユーザー体験が向上します。
チェックポイント
- ✅ 解説動画をYouTubeにアップし、記事に埋め込む
- ✅ 音声コンテンツ(ポッドキャスト)へのリンク
- ✅ 動画には字幕を付ける(アクセシビリティとSEO)
【テクニカル編】サイト構造・技術的最適化(10項目)
21. ☐ ページ速度を改善する
重要度:★★★★★
GoogleはCore Web Vitalsでページ速度を評価しています。遅いサイトは順位が下がります。
チェックポイント
- ✅ PageSpeed Insightsで測定
- ✅ 画像を圧縮(WebP形式推奨)
- ✅ 不要なJavaScript・CSSを削除
- ✅ ブラウザキャッシュを活用
- ✅ CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の利用を検討
目標値:LCP 2.5秒以内、FID 100ms以内、CLS 0.1以下
22. ☐ モバイルフレンドリー対応
重要度:★★★★★
Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、モバイル版のコンテンツを評価します。
チェックポイント
- ✅ レスポンシブデザインの実装
- ✅ 文字サイズは16px以上
- ✅ タップ領域は48px以上
- ✅ 横スクロールが発生しない
- ✅ モバイルフレンドリーテストで確認
23. ☐ SSL化(HTTPS化)する
重要度:★★★★★
GoogleはHTTPSをランキング要因として公表しています。SSL化は必須です。
チェックポイント
- ✅ SSL証明書を取得・設定
- ✅ すべてのページがHTTPSでアクセス可能
- ✅ HTTPからHTTPSへ301リダイレクト
- ✅ 内部リンク・画像のURLもHTTPSに統一
24. ☐ サイトマップ(sitemap.xml)を作成・送信する
重要度:★★★★☆
サイトマップは、検索エンジンがサイト全体を効率的にクロールするためのファイルです。
チェックポイント
- ✅ sitemap.xmlを作成(WordPressならプラグインで自動生成)
- ✅ Google Search Consoleに送信
- ✅ 定期的に更新(新規ページ追加時など)
- ✅ robots.txtにサイトマップの場所を記載
25. ☐ robots.txtを適切に設定する
重要度:★★★☆☆
robots.txtは、検索エンジンに「クロールしてほしいページ・してほしくないページ」を指示するファイルです。
チェックポイント
- ✅ 管理画面、会員専用ページなど、検索結果に表示したくないページをブロック
- ✅ 重要なページを誤ってブロックしていないか確認
- ✅ robots.txtの場所:
https://example.com/robots.txt
26. ☐ 404エラーを解消する
重要度:★★★☆☆
リンク切れ(404エラー)が多いと、ユーザー体験が悪化し、SEOにも悪影響です。
チェックポイント
- ✅ Google Search Consoleで404エラーを確認
- ✅ リンク切れを修正、または301リダイレクト
- ✅ カスタム404ページを作成(おすすめ記事へのリンクを設置)
27. ☐ 構造化データ(Schema.org)を実装する
重要度:★★★☆☆
構造化データ(JSON-LD形式)を実装すると、リッチリザルト(評価の星、価格、画像などの追加情報)が表示される可能性があります。
チェックポイント
- ✅ 記事ページには
Articleスキーマ - ✅ 商品ページには
Productスキーマ - ✅ FAQページには
FAQPageスキーマ - ✅ リッチリザルトテストで検証
28. ☐ サイト階層を3クリック以内にする
重要度:★★★☆☆
トップページから3クリック以内ですべてのページにアクセスできる構造が理想です。
チェックポイント
- ✅ サイト構造を整理(不要なカテゴリは統合)
- ✅ グローバルナビゲーションで主要ページへ直接アクセス可能に
- ✅ 内部リンクで重要ページへのアクセスを増やす
29. ☐ 重複コンテンツを削除する
重要度:★★★★☆
同じ内容のページが複数あると、Googleが正しく評価できず、順位が下がります。
チェックポイント
- ✅ 類似コンテンツを統合
- ✅ canonicalタグで正規URLを指定
- ✅ 不要なページは削除(または301リダイレクト)
30. ☐ Google Search Consoleでエラーを確認する
重要度:★★★★★
Google Search Console(無料)で、サイトの技術的な問題を確認・修正します。
チェックポイント
- ✅ 「カバレッジ」でインデックス状況を確認
- ✅ 「モバイルユーザビリティ」でエラーをチェック
- ✅ 「ウェブに関する主な指標」でCore Web Vitalsを確認
- ✅ 「セキュリティの問題」でマルウェア・ハッキングをチェック
内部SEO対策の効果測定
対策を実施したら、効果を測定することが重要です。
測定すべき指標
| 指標 | ツール | 目標 |
|---|---|---|
| 検索順位 | Google Search Console、Ahrefs、SEMrush | 対策キーワードで10位以内 |
| オーガニック流入数 | Google Analytics | 前月比で増加 |
| CTR(クリック率) | Google Search Console | 業界平均以上(1位: 27%、2位: 15%、3位: 11%) |
| 直帰率 | Google Analytics | 50%以下(低いほど良い) |
| 平均ページ滞在時間 | Google Analytics | 2分以上(長いほど良い) |
効果が出るまでの期間
内部SEO対策の効果は、早ければ数日、通常は2週間〜3ヶ月程度で現れます。
- タイトル・見出し変更:数日〜2週間
- コンテンツ追加・リライト:2週間〜1ヶ月
- 新規記事の上位表示:1〜3ヶ月
- ドメイン全体の評価向上:3〜6ヶ月
まとめ:内部SEO対策は「基礎」だが「最重要」
本記事で紹介した30項目のチェックリストを実践することで、内部SEO対策はほぼ完璧になります。
実践の優先順位
すべてを一度に実施するのは大変なので、以下の順で進めることをおすすめします:
- HTMLタグの最適化(1〜10):まずはタイトル・見出し・画像altを整える
- コンテンツの質向上(11〜20):検索意図に応え、読みやすいコンテンツを作る
- テクニカルSEO(21〜30):ページ速度、モバイル対応、SSL化などの技術的改善
内部SEO対策は、外部SEO(被リンク獲得)の土台です。内部対策がしっかりしていないと、どれだけ被リンクを獲得しても効果は限定的です。
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外部参考リンク
- Google 検索セントラル - Googleの公式SEOガイド
- Moz - On-Page SEO
- Web.dev - Googleのページ速度・Core Web Vitals解説
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